近森人形
 
 
 
盆提灯・灯篭について
Q1 盆提灯はなぜ飾るのですか?
 
  A1  お盆のときに、先祖の霊や故人の魂が、道に迷うことなく帰って来られるための目印となります。お盆が終わったときの送り火の役目もあります。故人の冥福を祈り、お世話になった感謝の気持ちを表すもので、親しい人や近しい親戚から、お供えとして贈られます。
Q2 盆提灯・灯篭にはどんなものがあるの?
 
  A2  火袋は和紙や絹などの素材ででてきており、家紋の入ったもの、絵柄のついたものなどがあります。昔は一対で飾りましたが、今では住宅事情により一つずつ飾ることが多いようです。高知県では、盆提灯のほかに天井から吊るす大きく荘厳な灯篭が飾られます。灯篭は2年目までとされ、終わると「とぼしあげ」として菩提寺にて供養をします。
Q3 飾る時期、片付ける時期は?
 
  A3  初盆には月をまたいで飾る習慣がありますので、お盆の前の月の終わりごろから飾るのがよいでしょう。通常、7月もしくは8月の13日に迎え火を灯し、16日の送り火が終わると明かりを落とします。片付けは送り火が終わってから行い、ほこりを落として軽く火袋を拭き、樟脳を入れてしまいます。